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【ペット見守り】Tapo C200レビュー|暗闇でも見える・首振り360°・3年保証

C200で留守番の犬猫を見守るつもりが、映像に残るのは自分の姿と散らかった部屋。どうもマヤキータです。

現実を映すって、時に残酷です。とはいえ設置は簡単、通知は調整すれば静か、パン・チルトは想像以上に便利。今日は飼い主のほうが先に矯正されるこのカメラの実用ラインを探っていきます。

結論:ペット見守りは「C200で十分」。落下対策だけは最初にやる

室内のペット見守り用として Tapo C200 は、1080p首振り360°/垂直114°夜間撮影双方向通話microSD録画 の基本を低コストで満たし、家庭用に必要十分です。

まずは1台で運用し、必要に応じて追加するのがオススメ。注意点は落下と配線だけ—ここを最初に固めれば、あとは快適です。

自宅の実体験:高い棚に設置→ペットがケーブルを引っかけて落下

我が家ではリビングの上部棚(電源が届く範囲)に設置。猫・犬がケーブルを引っかけて4〜5回落下させてしまい、パン/チルトのギアや外装カバーが外れたことがありましたが、その都度はめ直して継続使用できました(※あくまで一例であり、耐久を保証するものではありません)。

普段はスマホから遠隔操作で様子を確認。価格を考えれば丈夫で使いやすいというのが率直な所感です。

設置と落下対策

  • 固定:付属ベースで天井/壁固定が最も安全。棚置きの場合は耐震ジェル/面ファスナーで底面を固定。
  • ケーブル処理壁沿いにクリップで留め、ケーブルに“たるみ”を作らない。床近くに垂らさない。
  • 落下防止テザー:軽量ワイヤーや粘着式落下防止ストラップを背面に取り付け、万一の落下でも地面に当たらない長さに。
  • 電源延長:延長はスリム型を選び、コンセントからの引き回しはモールでカバー。

棚上のTapo C200と壁沿いに固定した電源ケーブルの例
棚置きの場合はケーブルを壁沿い固定+底面固定で落下リスクを下げる

画質・首振り・夜間の要点

  • 1080p/15fps:屋内の見守り用途には十分。素早い動きはやや残像。
  • パン/チルト水平360°垂直114°。広いリビングの見回しに適します。
  • 夜間撮影:IR照射で最長およそ12mまで明瞭(日本仕様)。
  • 音声:双方向通話+内蔵サイレン。呼びかけや注意に使えます。

夜間の見え方(実体験):部屋が完全に真っ暗でも、赤外線照明により白黒映像でしっかり視認できます。

体勢(伏せ/座り/歩行)や移動方向は判別でき、給餌器やケージの位置関係も確認可能でした。

  • 暗所の距離感:室内ではおおむね〜10m程度まで実用(日本仕様の到達目安は約12m)。
  • 注意:窓ガラスに向けるとIRが反射して白っぽくなる→斜めに振る/IRオフ+常夜灯で代替。
  • 動き:fpsは15なので素早いジャンプはややブラー。状況把握には十分。

 通知・録画・アプリ運用

  • 通知(家庭の実運用):我が家は通知OFF。頻繁通知でノイズになるため、ライブ視聴+録画見返しを基本に。
  • 通知を使うなら動体+人物のみ/クーリング60〜120秒時間帯スケジュールで留守中だけON。
  • アクティビティゾーン:ケージ/寝床/給餌器付近を中心に。余計な範囲は外す。
  • 録画microSD(耐久タイプ)で連続 or イベント録画。容量は128〜512GB目安。
  • プリセット:1=ケージ全景 / 2=給餌器 / 3=トイレの3点登録が便利。

通知の実運用(写真なし):我が家では通知は使っていません(OFF運用)。理由は通知が頻繁に来てノイズになるため。

代わりに、ライブで覗く+録画をあとで確認という運用にしています。必要なときだけ時間帯を決めて一時的に通知をONにすると、心理的ストレスが減り実用的でした。

セキュリティ:誰かに見られていない?への具体対策

「もしかして他人に見られているかも」という不安は、アカウント侵入誤った露出(ポート開放)が主因です。以下を満たせば、日常利用でのリスクは大きく下げられます。

  • 2段階認証(2FA)をON:Tapoアプリの二要素認証を有効化。新規端末ログイン時に確認コードが必要になります。
  • 強力なTP-Link ID:長く複雑なパスワードにする。使い回さない。家族へはアプリの共有機能で付与し、IDとパスは渡さない。
  • ファーム更新を即適用:アプリ通知が来たら更新。脆弱性修正が含まれます。
  • 宅内ネットワーク分離:ルーターのIoT/ゲスト用2.4GHzにカメラを収容し、PC/スマホ本体とはSSIDを分ける。
  • ポート開放をしない:RTSP/ONVIFはLAN内のみで使い、インターネットへ直接公開しない(外出時は公式クラウド経由で視聴)。
  • プライバシーモード:在宅時はワンタップで映像停止。映したくない場所はプライバシーゾーンでマスク。

 

  • 2段階認証(2FA)=ログイン時にパスワード+スマホの確認コードの2つを求める設定。パスだけ盗まれても入れません。
  • 強いパスワード12〜16文字以上英大文字・小文字・数字・記号を混ぜる/他のサービスと使い回さない
  • 共有機能で家族招待=パスワードは渡さず、アプリの「共有」から家族のアカウントを招待(いつでも解除可)。

やりかた(目安)

  • 2FAをON:Tapoアプリ → アカウント/プロフィール → セキュリティ → 二段階認証をON。
  • 家族に共有:カメラ画面 → 設定 → 共有/家族に共有 → 招待したい相手のメール/TP-Link IDを入力 → 送信。

【体験談】ビオトープ事件簿:金魚が半分いない→犯人は…

どうもマヤキータです。家の外で小さなビオトープ(睡蓮鉢×3)にメダカと金魚を飼っているんですが、ある日金魚が半分いない。さすがに泥棒は無いよな…と、動体検知で録画する安い監視カメラを置いてみたら、犯人はアライグマでした。

さらに気持ち悪かったのが、鉢Aと鉢Bで見たことのないメダカが入っていることが何度かあったこと。誰かが入れた?と不安になって、夜間の様子も含めて「何が起きているか」だけでも把握したくなりました。

結論:屋外は屋外用カメラを1台置くと、原因が分かって気持ちが落ち着く。そこで“屋外向け”の選び方を超簡単にまとめます。

屋外防犯カメラ:最低限ここだけ(超要点)

  • 屋外対応:IP66/67などの防塵防滴。屋外は必須。
  • 解像度と夜間:2K(3MP〜)以上が安心。暗い場所は赤外線カラー暗視があると状況が分かりやすい。
  • 電源と配線:コンセント/PoE/バッテリー。設置場所から逆算(ケーブル露出はモール等で保護)。
  • 録画先:microSDかレコーダー(NVR)。「残したい期間」で容量を決める。
  • 通知の絞り込み:動体→人物/動物などでフィルタ。時間帯スケジュールを設定。
  • プライバシーと角度:第三者の私有地や住居内部を映し込まないよう設置(法令・近隣配慮)。


防犯として使うなら(限定的に)

  • 室内専用:屋外は防塵防滴モデルを検討。窓越しは夜間にIRが反射しやすい。
  • 画質とfpsの限界:1080p/15fpsは“状況把握”向け。細部識別は上位モデル(例:C210/3MP)も選択肢。
  • プライバシー配慮:屋外を映す場合は第三者の私有地・住居内部を映し込まないよう設置角度に注意。

競合・上位機との違い

Tapo C200(本機)

  • 用途:まずは1台での室内見守り。コスパ重視。
  • 要点:1080p / パン360°・チルト約110° / 2.4GHz / microSD最大512GB / プライバシーモード / RTSP・ONVIF。
  • 弱み:細部描写は2K系に劣る、fpsは基本15。

Tapo C210(上位:3MP)

  • 違い:解像度が2K(3MP=2304×1296)細部が見やすい。fpsは最大30fpsまで対応(初期は15)。
  • 向いている人:文字や小物の判別、トリミング前提の確認を増やしたい。
  • その他:パン/チルト・microSD512GB・RTSP/ONVIFなど基本機能はC200と概ね同等。

Tapo C225(AI/2K QHD/物理シャッター)

  • 違い2K QHD(4MP)に加え、30fps940nmの不可視IR物理プライバシーシャッター、人物/ペット/車両/ラインクロス等の拡張AI検知
  • 向いている人:在宅時の物理遮断で安心したい/暗所で赤いIRの点灯を目立たせたくない/AI検知を活用したい。
  • 注意:電源は12V系(C200/210は9V)。

Eufy Indoor Cam 2K Pan & Tilt(2K/AI/ローカル録画)

  • 違い2K(約300万画素)、パン360°/チルト96°、AIで人物/ペットの判別、microSD/NASに対応。
  • 向いている人:2Kの細部+ローカル主体で運用したい。Appleエコシステム連携を視野にする場合の選択肢にも。
  • 弱み:フレームレートは15fpsが基本。パン/チルトの上下可動はTapoよりやや狭い(96°)。

SwitchBot 見守りカメラ(1080p / 3MPの2系統)

  • 違い1080p版3MP(約2K)版があり、家中のSwitchBot機器との連携が容易。お気に入り位置への素早いパンが便利。
  • 向いている人:既にSwitchBotの家電リモコン/カーテン等を使っており、同一アプリで統一したい。
  • 弱み:モデルにより解像度が異なるため、購入時に1080pか3MPかを要確認。

どれを選ぶ?(指標)

  • 最初の1台・コスパ重視C200。落下/配線対策を最優先に。
  • 細部の読み取り強化C210。3MP&最大30fpsで余裕。
  • プライバシー配慮・AI検知重視C225。物理シャッター/不可視IR/豊富なAI。
  • 2Kでローカル中心・連携重視Eufy 2K PT。NAS運用やApple寄りなら選択肢。
  • SwitchBot環境を一本化SwitchBot(用途に応じて1080p/3MP)。

補足:各モデルとも2.4GHz Wi‑Fiが基本。屋外は屋外対応モデルを選んでください。

9) よくある質問(Q&A)

Q. 5GHzのWi‑Fiは使えますか?
A. 使えません。2.4GHz専用です。ルーターで2.4GHzのSSIDを用意してください。
Q. 外からライブ視聴できますか?
A. 可能です。公式アプリ経由で暗号化通信。家族には共有機能で権限付与を。
Q. RTSP/ONVIFでNAS/レコーダーに録画できますか?
A. 対応です(Profile S)。ただしLAN内限定での利用を推奨します。

10) まとめ&購入リンク

まずは1台。落下対策通知/録画の初期チューニングを済ませれば、“見る・呼びかける・振り向く”の基本が低コストで整います。

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