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飲料水の基礎まとめ
子どものころは水を買って飲む習慣がなく、夏の体育のあと手洗い場へ直行して蛇口から直接ゴクゴク……終わりの会で怒られた記憶があるどうもマヤキータです。

家では水道水で作った麦茶や、冷やした水道水を飲んでいました。今では水道水はほぼ飲まず、お茶づくりもウォーターサーバーの水に。味の好みは変わるものですね。

「生涯にわたり日本の水道水を飲んでも健康被害は生じない」と言われても、もう戻れない体になってしまいました(笑)。そこで、ペットボトルで見かける「ミネラルウォーター」「ナチュラルウォーター」「天然水」の違いを整理しておきます。
ミネラルウォーター類の違い
ナチュラルウォーター
限定された水源から採水した地下水を原水とし、沈殿・ろ過・加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないもの。
ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち、地下で地層中の無機塩類が溶け込んだ鉱化地下水を原水とするもの(天然の二酸化炭素を含む場合あり)。
ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質安定のためにミネラル調整・ばっ気(空気を含ませる)・複数水源の混合などを行ったもの。
ボトルドウォーター
上記3つ以外の飲むことができる水(例:水道水、RO(逆浸透)水、蒸留水など)。
メモ:法令上「ミネラルウォーター類」は清涼飲料水の一種。二酸化炭素の注入やカルシウム添加を行ったものも含まれます。果汁や甘味料を加えた飲料は対象外です。
原水を示す7区分(ラベル表示で見るポイント)
ペットボトルのラベルに「水(鉱水)」などの表記があります。これは原水の種類を示す区分です。
- 不圧地下水(浅井戸水):地表に近い浅い層の地下水をポンプ等で採取。
- 被圧地下水(深井戸水):より深い層の地下水。地表から遠く、ミネラル分が多め。
- 湧水:地下水が自然に地表へ湧き出た水。
- 鉱泉水:水温25℃未満でミネラルを含み、自然に湧出した地下水。
- 温泉水:自然湧出の地下水で水温25℃以上、または温泉法の条件を満たす飲用可能な地下水。
- 伏流水:河川敷などの砂礫層中を流れる地下水(地表の河川と強い水理関係)。
- 鉱水:ポンプ等で採取した地下水のうち、溶存鉱物質により特徴づけられるもの。
「天然水」とは?
一般に「天然水」=ナチュラルウォーター/ナチュラルミネラルウォーターを指します。したがって「天然水」と呼べるのはこの2種類です。
比較:直結ROとボトル宅配、どっちが家に合う?(実体験で比較)
まとめ
- 名称は処理の有無・内容で区別。原水の種類(7区分)はラベルの見方のヒント。
- 味や用途で選ぶなら、硬度(軟水/硬水)や採水地・処理方法を見比べましょう。
- 自分に合う1本を、ラベル情報から楽しく選んでみてください。
よくある質問
「天然水」と名乗れるのはどれ?
ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーターの2種類です。
ミネラルウォーターとボトルドウォーターの違いは?
ミネラルウォーターは地下水由来で、許容された範囲の処理(ミネラル調整・ばっ気など)を行ったもの。ボトルドウォーターはそれ以外(RO水や水道水など)も含みます。
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