この前タイルに穴をあけたんですが、下地がベニヤなのは分かってたんですよ。
そしたらなんと!開けた位置が、ベニヤを止めてるビスの真上。
どこで運使ってるねん!どうも、マヤキータです。
タイルやガラスは「硬いけれど割れやすい」素材です。
しかも 固定力を担保するのはタイル自体ではなく“下地”。
間違ったやり方をするとヒビ・欠け・割れに直結します。
この記事では、初心者でも安全に挑戦できる方法を、下地の種類やリスクも含めて詳しく紹介します。
ー 目次 ー
タイルの基本構造と考え方
- タイルは モルタル/タイルボンドの上に貼り付けられた仕上げ材。
- 下地はコンクリートだけでなく、ケイカル板・石膏ボードの場合もある。
- つまり「タイルに穴をあける」と言っても、最終的に効かせるのは 下地。
- タイルは割れやすいので、通過層として考えるのが鉄則。
ボルたん
タイルに直接ビス効かすんやろ?
ミックスねじ男
効かんわ!割れるだけや。効かせるのは下地やで!
自分の経験上目地を狙うと割れリスクを減らせる
- タイル本体より柔らかい「目地(めじ)」は割れにくい。
- 軽い物なら目地に穴をあけて固定も可能。
- ただし強度は落ちるので重量物には不向き。
下地の確認方法(下地探しの限界)
- いつも使っているセンサー式の下地探しは、タイル面では全く効かない状態でした。
- 下地の種類を知りたい場合は 目地部分に細径ビットで試し穴を開けるのが現実的。
- 試し穴後は 目地材で補修が必要。端の方の目地で確認してから本番施工するのが安全。
タイルに穴をあける手順

- 穴位置にマスキングテープを貼って滑り止め
- ビットは「タイル用ドリルビット(超硬チップ)」を使用
- 振動は厳禁 → 回転モードのみ
- 水を少しずつかけて冷却しながら削る
- 垂直面などで水冷が難しい場合は カッティンググリス/研削ペーストをビットに塗布
→ 貫通後は下地に応じた固定方法を選択
- コンクリ下地 → プラグ+ビス(コンクリートへの穴あけ・固定ガイド)
- ケイカル/ボード下地 → アンカー効きにくい。長尺中空アンカーで“なんとか”効かせられることもあるが、重量物はNG
- 重量物を付けたいなら → 【 間柱 】を狙うか、業者に依頼
- 下地がベニヤ板だったらどこでもOK
ボルたん
普通のアンカー打ち込んだら途中で止まったで!
ミックスねじ男
そらタイル+ボンド層で長さ食うからや。長尺アンカーか、軽量物なら接着に切り替えや!
ガラスに穴をあける方法

- ビットはダイヤモンドビット推奨
- 水冷 or グリスで熱を抑えながら削る
- 薄いガラスは極端に割れやすい
- DIYで大きなガラスへの貫通は危険 → プロ領域
- 初心者は小物ガラスで練習程度にとどめるのが無難
ボルたん
窓ガラスにネジ止めしようと思ったら…パリーン!
ミックスねじ男
当たり前や!ガラスはDIYで攻めたらアカン!
共通の注意点
- 高速回転はNG
- 圧力をかけすぎない
- 冷却は水 or グリスで
- ゴーグル・手袋など保護具必須
穴をあけずに固定する代替方法
- 吸盤フック
- 強力両面テープ
- 専用接着剤

下地が分からない場合や割れリスクが高い場合は、穴をあけない固定方法を優先すべき。
まとめ
- タイルは「仕上げ材」なので、固定は下地に効かせる
- 下地がボード/ケイカルの場合 → アンカーが難しい、重量物はNG
- 下地確認はセンサーより「目地の試し穴+補修」が現実的
- ガラスはほぼプロ領域。DIYなら小物で練習程度
- 高価なタイル・ガラスや重量物は専門業者に依頼が安心
→ DIY穴あけ・固定の完全ガイド から全体の流れもチェック!
ボルたん
よっしゃ!これでタイルもガラスもバッチリや!
ミックスねじ男
調子乗るな!割れリスク最強やぞ!安全第一でいけや!