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石膏ボードとは?
石膏ボードは住宅の壁材でいちばんよく使われています。
ただ、中身は「粉を固めた板」だから柔らかく、ネジ(ビス)をそのまま打ち込むとすぐに抜けるのが難点。
下地の探し方
石膏ボードの奥には45cm〜90cm間隔で**木の柱(下地)**が入っています。
「下地」とは、ビスを効かせるための芯になる木材のこと。
下地センサー(壁の中を感知する道具)を使えばすぐ見つかります。

この下地探しは親指のところにボタンがあります。
- 下地がないであろう場所(想定でOK)でボタンを押す。
- 押したまま横にスライドさせていく。
- 下地がある場所で↓が出る。
- ↓がでたまま同じ方向にスライドさせると↓が消えます。
- ↓が出たところから↓が消えるところまで下地がいます。
- ↓が出たところから3㎝同じ方向に動かして消えたら3㎝の下地(柱)があるということです。
※運が悪く下地がある場所でボタンを押すと↓が出ない場合があります。
何回か場所を変えてボタンを押す→スライド→下の矢印が出る。
で調整してみてください。
※電気の線が壁の中にある場合、この下地探しは稲妻のマークがでます。
このマークや線がありますよと言う印が出た場合、そこには穴をあけたり
ビスを打ったりするのをやめましょう。
下地がないときはアンカーを使う
柱に当たらない場所に取り付けたいときは、石膏ボード用アンカーを使います。
アンカーとは「壁に差し込んでビスを効かせる補助部品」のこと。
下穴をあけて差し込むと、抜けにくくなります。
種類や選び方は → 材料別ビット辞書 で詳しく見れるぞ。
石膏ボードに穴をあける手順(初心者向け)
下地センサーで柱を探す
- センサーを壁に当てると、音やランプで「柱の場所」がわかります。
- 柱が見つかれば、そこに直接ビスを打てばOK。いちばん確実です。
柱がなければアンカーを準備
- 石膏ボード用アンカーを使いましょう。
- アンカーのパッケージに「下穴◯mm」と必ず書いてあるので、そのサイズのドリル(キリ)を用意します。
- 例:「下穴6mm」とあれば、直径6mmのドリルで穴をあけます。
下穴をあける
- 印を付けた場所にドリルをまっすぐ当て、ゆっくり穴をあけます。
- 焦って力を入れすぎると壁の紙が破れるので、低速でOK。
アンカーを差し込む
- あけた穴にアンカーを奥まで入れます。
- ねじ込み式・差し込み式などタイプごとに入れ方が違うので、説明書通りで大丈夫です。
ビスで固定する
- アンカーにビスをねじ込みます。
- 強く締めすぎると空回りするので、止まったところでストップ。
石膏ボード用アンカーの種類
ねじ込み式(スクリューアンカー):下穴不要。軽いフックや棚に向く。
トグルアンカー(バタフライ式):穴に入れると中で羽が開いて壁裏に引っかかる。重いもの用。
樹脂製アンカー(プラスチック):下穴をあけて差し込み、ビスをねじ込むと広がって固定。安価で入手しやすい。
金属製アンカー(メタルタイプ):ねじ込むと壁裏で爪が広がる。強度が高く、テレビ金具など重量物に使える。
穴あけがいらないボードアンカー
穴あけで失敗したときのリカバリー方法
石膏ボードにビスを打ち込んだとき、回しすぎて穴がゆるゆるになってしまうことがあります。
そんなときに便利なのが「下地補修材(リペアアイテム)」です。
このアイテムを使えば、同じ場所にもう一度ビスを効かせることができます。
代表的なアイテム
使い方の流れ
- ゆるくなった穴に補修材を入れる
- 一度固まるのを待つ
- その上からビスを打ち込む
👉 これで、広がった穴でもしっかり固定できるようになります。
ポイントまとめ
- ネジを締めすぎて穴が広がったら「下地補修材」でリカバリーできる
- 同じ場所でもう一度ビスが打てる
- 初心者でも「失敗したときにやり直せる安心感」がある
関連リンク
- DIY穴あけ・固定完全ガイド
- 木材への穴あけ基礎
- 材料別ビット辞書
- 【リンク差替|石膏ボード用アンカーセット】(YOUR_A_ID置換)
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まとめ
石膏ボードはそのままビスを打ち込むと失敗しやすい素材。
でも「下地探し」か「アンカー利用」をすれば、しっかり固定できます。